春は寒暖差が大きく不安定な気候のため、体が気温の変化に対応しようと交感神経を活発に働かせます。この交感神経の働きで体の緊張状態が続くと、自律神経が乱れやすくなります。主な症状として、疲労感、倦怠感、食欲不振、胃の不調、頭痛、肩こりなどがあります。このような症状で困っている方もいるのではないでしょうか。
自律神経が乱れる原因には、「自然環境の変化」と「生活環境の変化」があります。
自然環境の変化…急激な気温や気圧の変化、花粉の増加、日照時間の変化による体調の乱れ
生活環境の変化…新生活のスタート、運動不足や不規則な食事、ストレスの蓄積
自律神経を整えるために気をつけることを紹介します。
【規則正しい生活】休日も決まった時間に起床するように心がけましょう。朝食を食べることは生活リズムを整える効果があります。
【バランスの良い食事】偏らずに多くの食材を摂るよう意識しましょう。
・ ビタミンB群(疲労回復)…豚肉、さば、玄米、アーモンド
・ ビタミンC(免疫力向上)…いちご、キウイ、ブロッコリー、パプリカ
・たんぱく質(体力向上)…肉、魚、豆腐
・食物繊維(腸内環境改善)…いも類、きのこ類、海藻類
【全身を温め体をリラックス】38℃~40℃のぬるめのお湯にゆっくり入り、全身を温め血のめぐりを良くしましょう。
【運動と睡眠で心と体をリセット】…適度な運動は自律神経を整えてくれます。軽いウォーキングやお休み前にマッサージ、ストレッチをして快適な睡眠を心がけましょう。
快適に春を迎えるため、食生活を見直し、生活習慣を整えて健康的な体づくりをしていきましょう。
管理栄養士 R.Y