第35回看護セミナー 開催報告

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9月6日(土)、第35回看護セミナーを「未来の看護を創る!DXで変わるケアの質」をテーマに開催し、202名の方にご参加いただきました。会場とZOOMを併用したハイブリッド形式としたことで、看護師だけでなく、リハビリスタッフや事務職員など幅広い職種の参加が得られ、それぞれの立場からデジタルトランスフォーメーション(DX)をどのように業務へ取り入れるかを考える機会となりました。

特別講演では、看護DXに精通され、研修や看護雑誌での連載、大学での講義、看護DX企業のアドバイザーなど幅広くご活躍中の坪田 康佑 先生にご講演いただきました。「業務再構築の波に乗り遅れないDX~未来のケアを見据えた業務改革~」をテーマに、医療・看護の現場におけるDXの基本的な考え方や導入の視点をご説明いただきました。

DXとは単なるデジタル化ではなく、技術を活用して業務そのものを見直し、効率化や質の向上を実現する取り組みであること。また、導入にあたっては、「なぜ必要なのか」「現場の課題は何か」を明確にした上で進めることが重要であり、便利だからと導入するのではなく、誰の負担が軽減され、どのような成果が得られるかを吟味して選択していく必要があることを学びました。

今回のセミナーでは、医療・看護の現場におけるDXの進展を取り上げ、急速に進むデジタル化がケアのあり方や地域連携に大きな変革をもたらしている現状を学ぶ貴重な機会となりました。今後も、実践に結びつく学びを重ね、より良いケアと働きやすい現場づくりの実現に向けて取り組んでいきたいと思います。

看護セミナー事務局 2階病棟師長 K