日本医師会からの《受動喫煙の防止対策を強化・実現するための署名のお願い》

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日本医師会から、日本全体で屋内100%全面禁煙とするための署名依頼が各医療機関に届いています。
所属郡市区医師会への送付期限が本年6月23日に迫っていますが、まだ間に合いますので賛同される方は(未成年者を含む全国民対象)署名をよろしくお願い致します。署名用紙は当院に用意していますが、日本医師会のホームページからダウンロードすることができます。6月22日までに当院に持参して頂ければ倉敷医師会へ届けます。

日本医師会 会長 横倉義武先生からの趣意書は以下の通りです。(原文のまま)

受動喫煙の防止対策を強化・実現するための署名のお願い

趣意書
2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会の開催にあたり、国際オリンピック委員会(IOC)から「たばこのないオリンピック」の実現が求められています。わが国は世界に向け、たばこ対策に抜本的に取り組む姿勢を示す必要があります。
なかでも、わが国の受動喫煙による健康被害への対策は、世界保健機関(WHO)から「世界最低レベル」に分類されており、少なくとも年間1万5千人が受動喫煙を受けなければ、がん等で死亡せずに済んだと推計されています。
このような状況を考えれば、屋内における喫煙は単なるマナーや嗜好の問題ではなく、国民の健康被害の問題として捉えなければなりません。
非喫煙者、とくに働く若い人を受動喫煙による健康被害から完全に守るためには、日本全体で屋内100%全面禁煙とする国際水準の受動喫煙防止法や条例の制定が不可欠であります。
われわれ医師会は、「国民の健康を守る専門家集団」として、国民の健康を第一に考え、例外規定や特例を設けることなく受動喫煙の防止対策を強化・実現するための署名活動を行うことといたしました。
国民の皆様にも広くこの活動の趣旨をご理解いただき、ひとりでも多くの方にご署名賜り、国への働きかけの力とさせていただきたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
平成29年5月    公益社団法人 日本医師会 会長 横倉義武

健康被害を減らすためには喫煙をしない事が第一ですが、喫煙の意思のない人への受動喫煙を防ぐための運動は、喫煙者を含めた全ての人が取り組む必要があると考えます。

平成南町クリニック  医師 玉田