耳、鼻副鼻腔、口腔、咽喉頭および頭頚部領域における様々な疾患の診断・治療を行います。当院で対応できない場合は高次病院に紹介させていただいております。
難聴(聞こえにくい、聞き返しが多い、補聴器の相談)、めまい(ぐるぐる回る、ふわふわする)、耳鳴り、くしゃみ、鼻汁、鼻閉、のどの痛み、飲み込みにくさ・むせ、声の変化、いびき、睡眠時の無呼吸、顔の半分が動かない など
耳:外耳炎、中耳炎、難聴、耳鳴、顔面神経麻痺など
鼻:アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、嗅覚障害など
口腔、咽喉頭:扁桃炎、扁桃肥大、咽喉頭炎、睡眠時無呼吸など
頭頚部:耳下腺、顎下腺疾患(腫瘤、炎症)、頭頚部腫瘍など
ほこり、花粉、動物、カビなど様々なもの(抗原といいます)が原因で起こる体の過剰な反応です。花粉で起こるものは「花粉症」と言われます。 水様性鼻汁、くしゃみ発作、鼻閉が主な症状です。発熱や膿性鼻汁は見られないのが風邪症状との違いです。
問診、視診、血液検査で抗原検索を行います。
① 抗原の回避と除去。
掃除、マスクなど
② 薬物療法:一般的に行われている治療です
内服、点鼻を個人の生活スタイルにあわせて選択、併用します。
③ 手術療法
外来でできる手術療法として鼻の粘膜を焼く方法があり、当科ではアルゴンガスによる治療を実施しています。花粉症に対して行う場合は花粉の飛ぶシーズン前には終了しておく必要があります。希望されても実施できないこともあります(心臓ペースメーカーなど)。効果は一生ではありません。 入院での手術療法として下鼻甲介粘膜下骨切除術や後鼻神経切断術を行っています。鼻の曲がりがある場合はあわせて手術を行うこともあります。約1週間の入院が必要です。
④ 免疫療法 アレルギー性鼻炎の根治の可能性がある唯一の治療方法です。以前から注射での治療は行われていましたが、痛み、全身症状を伴うことがありました。現在、スギとダニに対して舌下に薬を投与する方法(舌下免疫療法)が始まっています。
治療期間は3~5年が推奨されており、即効性のある治療ではありません。
内服薬、点鼻薬が不要になる、あるいはその必要量が減る可能性はあります。
残念ながら実施した方の全員に必ず効果があるとはいえず、1~2割の方は効果がないとも言われています。前もって治療効果を予測することは現在できません。
高頻度に局所の副反応は生じますが、注射の治療と違って痛みはなく、全身症状も少ないと言われています。
初回投与のみ外来で行いますが、以降の治療は自宅で行っていただきます(注射の治療では通院の必要がありました)。スギに対する新規治療開始は花粉飛散期には開始できません。一度開始していれば飛散期も治療は継続になります。ヒノキに対する効果は反応する成分の違いから残念ながら効果は低いと言われています。
コントロール不良な喘息、アトピー性皮膚炎、長期間のステロイド投与中の方など実施できない場合もあります。
保険上は5歳から実施することは可能です。採血を行い、原因を確定させてから治療方法、効果、副反応など注意点を説明させていただき、実施可能と判断し、ご理解いただければ治療を開始しております。最初だけ1週間後、その後は基本的には月1回程度で受診して頂きます。
今まではいずれか一剤のみの治療でしたが、二剤併用での治療方法が報告されています。当科でも実施しておりますので、まずはご相談ください。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午 前(16診) | 増田勝巳 | 原浩貴 (第1週) 増田勝巳 (第2・3・4・5週) |
増田勝巳 | 増田勝巳 (第1・3・5週) (予約外来) |
増田勝巳 | |
午 後(16診) | 檜垣貴哉 | 増田勝巳 | 増田勝巳 |
卒業年 | 平成10年卒 |
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役職 | 耳鼻咽喉科 医長 |
専門分野 | 鼻アレルギー |
資格・専門医・ 所属学会 |
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診察日 | 月(午前のみ)・火(第2・3・4・5週、午前のみ)・水・木(第1・3・5週、午前のみ)・金 |
専門分野 | 音声障害、音声外科、いびき・睡眠時無呼吸症候群(SAS)、嚥下障害 |
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資格・専門医・ 所属学会 |
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専門分野 | 鼻・副鼻腔疾患 |
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資格・専門医・ 所属学会 |
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